よくある質問

Q.1 e-Heart教材のシミュレーターを実行するのに、何が必要ですか?

e-Heart教材のシミュレーターはすべて、Microsoft社Visual Basicでコーディングされています。プログラムのコードを参照し、編集するためにはMicrosoft社Visual Studio Community(無償版、https://visualstudio.microsoft.com/ja/vs/community/)がインストールされ、Visual Basicが実行できる環境が整っている必要があります。

Q.2 Macでもe-Heart教材を使用できますか?

そのままではご使用になれません。Boot CampやParallels Desktopなどを使って、事前にMac上にWindows環境を整えたうえで、Q.1と同様にVisual Studioをインストールし、Visual Basicが実行できる環境を整える必要があります。

Q.3 e-Heartはどこで購入できますか?

丸善雄松堂のオンラインショップ、ナレッジワーカー(KNOWLEDGE WORKER, https://kw.maruzen.co.jp/nfc/page.html)で購入できます。「和書」で「e-Heart」と検索してください。

 

Q.4 e-Heartは2冊発売されていますが、どのように違うのですか?

2017年の方は総論、2019年の方は各論、だと捉えていただけると、わかりやすいかと思います。総論では、細胞モデルと細胞の振る舞いを理解するための機能要素モデルが多く含まれ、心筋細胞がもつ基礎的な機能を理解するのに役立ちます。電気生理学の基礎的な考え方を身につけることを目的としていますので、学部生や研究を始めたばかりの初修者にも取り組みやすい教科書です。一方の各論では、心筋細胞の詳細な制御機構や、興奮伝播、血液循環など、臓器としての心機能を理解するのに役立ちます。臨床知見の解釈や、研究レベルでの利用を見越した、詳細モデルが収録されています。現在、生命科学系の学部専門教育で主に用いられているのは総論、医学部教育で多く用いられているのは各論です。

Q.5 e-Heart教材を授業、実習、実験等で使用できますか?

ぜひお役立てください。お手元にあるe-Heart教材を試験的に利用してみたい、というケースであれば、自由にご利用いただけます。教材を本格導入される場合には、e-Heartのお問い合せフォームよりご相談いただけましたら幸いです。

Q.6 e-Heart教材を授業、実習、実験等で使用できますか?

コロナ禍で、学内の教育支援システム等を使って、教材を学生にオンライン配布するケースが増えています。e-Heart教材も以下の2つの方法でオンライン配布できます。

① ソリューションをzipファイル形式(拡張子が.zipとなっているファイル)に圧縮して配布

配布先で、プログラムを実行するだけでなく、プログラムのコードを参照したり、編集したりする場合にはこちらの方法で配布します。シミュレーションプログラムのソリューションを、フォルダごと一式zipファイル形式に圧縮すると、そのままシステム上へアップロードすることができます。その場合、ダウンロード先のPCでプログラムを実行し、編集するためには、Microsoft社Visual Studio Community(無償版、https://visualstudio.microsoft.com/ja/vs/community/)がインストールされ、Visual Basicが実行できる環境が整っている必要があります。ダウンロードしたPCで、zipファイルは右クリックですべて展開し、ソリューションファイル(拡張子が.slnとなっているファイル)をダブルクリックすると、プログラムを起動できます。

② 実行ファイル形式(拡張子が.exeとなっているファイル)で配布

配布先で、画面上で条件を変更してシミュレーションを実行するだけであれば、こちらの方法で配布できます。実行ファイルと、初期値が必要な場合にはcsvファイルをセットにして、zipファイル形式でアップロードします。実行ファイルはWindowsアプリケーションなので、Visual Studioは必要ありませんが、実行するためにはダウンロード先のPCがWindows OSである必要があります。Mac PCの場合には、Boot CampやParallels Desktopなどで、事前にMac上にWindows環境を整えておく必要がありますので、ご注意ください。

 

Q.7 ダウンロードしたプログラムを実行しようとすると、警告メッセージが表示されます。実行しても大丈夫ですか?

ダウンロードして最初の起動の際に起こります。メッセージが表示されたら、警告の詳細表示を開いてみてください。実行ファイル(ファイル名の最後についている拡張子が.exeのもの)を開くところでウィルスチェッカーが作動しているようでしたら、その実行ファイルがe-Heart教材のものであることを確認したうえで、実行を許可してください。判断がつかない場合、あるいはご心配な場合には、ダウンロード元がe-Heartホームページであればお問合せフォームよりお問合せください。ダウンロード元が、ご所属の組織の教育支援サイト等であれば組織の情報管理部門にお問い合わせください。

 

Q.8 e-Heart教材のプログラムを授業の内容に合わせてカスタマイズしたいのですが…

シミュレーションプログラムに関しましては、GPLライセンスとしておりますので、ご自由に改編してご利用いただけます。改編方法につきまして、ご不明な点などありましたらオンラインでの講習などのサポートも可能ですので、お気軽にお問い合せください。

(カスタマイズサポート例)

グラフにプロットするパラメータを変更する

軸のスケールを変更する

表示するグラフを変更(追加、あるいは削除)する

シミュレーション実験のプロトコルを変更する

入出力のためのテキストボックスを追加、あるいは削除する

… etc

 

Q.9 e-Heartの講習会やオンライン講習を受講できますか?

現在、対面での講習会は予定しておりません。個人、あるいはグループ単位で、zoomなどを使ったオンライン講習は開催できます。ご希望がありましたら、お問合せフォームよりお気軽にご相談ください。